Q.漢方薬はどのような病気に効果的なのでしょうか?
A.伝統医療では、人間の不調は身体バランスの乱れとして捉え、そのバランスを整えていくことで全ての不調は改善されるという考えに立っています。
そのため、急性の外科的治療が必要な症状よりは、長期間の生活習慣の乱れやストレスなどによって身体バランスがくずれて起こるような慢性的な病気の治療を得意としています。
例えば、女性のホルモンバランスの乱れからくる月経不順・更年期生姜・不妊症などの婦人科系の疾患、免疫系のバランスから起こるアトピー性皮膚炎やじんましん、また胃腸等、消化器系の働きが衰えている胃アトニー・便秘などなどが得意分野と言えるでしょう。またイライラ・不安・焦燥感等、精神的な症状にも大きな効果が期待できます。
いずれにせよ、人間の自然治癒力を高めることによって、病気の根幹治療に主眼が置かれているのが特徴です。